MACHINE

モノづくりの作業指示書

今日は、私たちのモノづくりをスムーズに進めるために必須の作業指示書のことをお話します。

工場に行くと、モノと一緒に紙が付いていて、これが作業指示書になります。私たちは「作業記録」と呼んでいます。
この作業記録にはたくさんの情報が記載されていますし、中には製作に必要な図面が入っています。

必ず、この指示書と一緒にモノを動かさないと、迷子になったら、それはそれは大変なことになってしまうんです。

この指示書は、モノの動きごとに必要です。

例えば、こちらは、先日ご紹介した技能検定試験に必要な板です。
同じ物件となりますが、納期も違うし、「塗装が不要なもの」と「塗装が必要なもの」にわかれています。

 

 

こうやって、通る工程が違うものは別々の作業指示書を準備します。

例えば、大きな装置、機械になると、その数がかなり増えます。
部品点数がとても多いので、
・溶接あり
・溶接なし
・塗装の色が違う場合は、それぞれの色ごとに
・SUS(ステンレス)品
・メッキ品
・外注さんに加工してもらうもの
など・・・

お豆腐を作る自動成型機などになると、機械をいくつかの区分にわけて、そこから更に上記の様にわけます。

小さな部品が一つでも不足していると装置は完成しないので、いくつもの工程を通ってきても全部そろっていなければなりません。

こちらは、盤の組み立てを行っていますが、やはりいくつかの指示書に分かれていた部品たちや、手配していた購入品を全部そろえてから、組立作業に取り掛かっています。

そんな指示書を作っている部署が「営業管理」です。

現場でのモノづくりがスムーズに行われるように、作業指示書の元データ入力を行っています。

ペーパーレスの時代ですが、今のところ、この指示書は必ず必要となっています。

モノづくりをされている他の会社ではどんなツールを使っているのかも気になるところです😃

 

関連記事

TOP