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ブランク工程(抜き加工)

現在の3代目、高畑洋輔社長に代変わりしてから「組織表」が作られました。
でも、その組織表は毎年何かが変わっています。部署が増えたり、くくり方が変わっていたり、呼び名が変わっていたり、もちろん人の異動もあります。それは、会社の成長に準じて当然のことですよね。
稲盛和夫さんも本の中で「既成概念で組織を作るのではない。会社を効率的に運営していくために今現在必要な組織、それが『正しい組織』である」と仰っています。

社長も、いつもそう考えて組織づくりを行っているのだと思います。

例えば、①加工データを作る部署、②そのデータを1枚の板に割り付ける部署、③実際に抜き加工をする部署、④抜いた板を曲げる部署があって、この4つの部署をどう組織すると効率が良くなるのか。と言う事になります。
これまでは、データを作る①②で一つの部署、現場で加工する③④で一つの部署になっていました。

それが今期は、①は単独、②と③が一つの部署に、④も単独の部署になりました。その②と③の部署を「ブランク」工程としました。
私には馴染みのない「ブランク」という言葉でしたが、それは「抜き加工」という意味でした。

前置きが長くなりましたが、今日はその「ブランク工程」を紹介します!

現場で板をバラシている様子を見ていると、二人が阿吽の呼吸で作業を進めていきます。もうベテランの二人です。

一枚の鉄板に割り付けられている部品をハンマーで叩き落としては、きちんと部品ごとにそろえています。


「これ、何がどの物件のモノなのか、よくわかるねぇ。」と聞くと、「小さく刻印を入れてるから大丈夫ですよ!」と。
うん!確かに👏ちなみに、この刻印は塗装すると見えなくなります。

小さな部品はなくならない様に物件ごとに袋にいれます。

そうしていると、ネスティング(加工データを板データに割り付ける)のHさんがやって来ました。

「新組織になってから現場の人と連携が取りやすくなって、効率が良くなり残業が激減しました!」と話してくれました。後工程である曲げの1日の処理量から、自分たちが今日どこまでやるべきかを考えれば無駄に残業する必要がなくなったということでした。

最近他の部署でもお伝えしている、夕礼の効果も相まっているようで

そんな部署が増えて私まで嬉しくなりました😁

各工程ともに、効率や時間に対しての意識が変わってきて実際に残業が減っていることが見て取れます。厳しい暑さが和らぐと同時に繁忙期に入っていきます。
ここから更に気を引き締めて頑張っていきましょう!!

 

 

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