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実習生の成長

こんにちは。
朝のニュースでは東京でも積雪の恐れと言っていましたが、どんな感じでしょうか。明日の朝の凍結にも気を付けないといけませんね。

 

今朝、今日のブログは、大時計が塗装場にあるから、それについて書こうかな。と思いながらいつもの様に現場を回っていました。

作業しているみんなにちょこちょこ話しかけながら回っていきます。

曲げの工程でベテランのJさんのところに行くと、同じ部署の日本に来て3年目のヌゥエーアウンについて話してくれました。

 

「ヌゥエーは、凄いんですよ。図面をよく見て理解するし、よく働く。仕事に慣れてくると手を抜くやつもいるけど、ヌゥエーは違います。朝も仕事場にやって来るとみんなの機械の電源を入れてくれるんですよ。気遣いができて、感心しますよ」

「ヌゥエー、Jさんが褒めてくれてるよ」と言うと照れた様子ですが、嬉しそう。

テキパキと仕事を続けていました。

 

その後、溶接でもちょこちょこみんなに声をかけながら、塗装の下処理場に進みました。

 

ここは、塗装工程の中でも地味な作業のところではありますが、塗装の仕上がりを左右する重要な作業です。

ここでも、ベテランのMさんが隣で作業するピェピョチョについて語り始めました。

「諏訪さん、ピェピョチョ凄いんよ。下塗り後にグラインダーで表面を擦って上塗り塗料の密着を良くするんやけど、ピェピョチョはその作業をしながら、凹凸を見つけるんよ。俺でも気づかない凹凸を見つけるからすごいと思う!」

下塗り前にもパテで素地の調整はしていますが、それが十分に出来てない部分を上塗り前に見つけて調整することが出来れば、もちろん仕上がりがきれいになります。

ピェピョチョは入社して7年目に入りました。最初の頃はその凹凸も気付かなかったらしいのですが、経験を重ねるうちに、その感覚を身に付けたのですね。

最後は、機械組立で配線作業をしているエーちゃんとトゥンちゃん。

4年目になるこの2人もとても優秀で、「今では、この2人だけで配線できる機械も増えてきたんです」と、お兄さん的存在のMさんが話してくれました。

「2人がミャンマーに帰るなら、俺も辞めないかん💦」と笑いますが、それくらい、2人は居なくてはならない存在になっているのです。

ミャンマーはクーデターが起こってから1年を経過している今もなお、国の情勢が改善されていません。そんな状況なので、弊社の実習生達は母国に帰りたい思いを抱えながら日本での生活、仕事を頑張っています。私たち日本人とミャンマー実習生は、家族の様に仲良くしながらも厳しく指導しなければならない場面もあります。高い技術を身に付けた彼らが、いつか母国ミャンマーに帰って国の発展の為に働ける日が来るのを願うばかりですが、それはやっぱり淋しいことでもありますね。

今日は、日本人社員から実習生の成長を聞いて嬉しかったのでご紹介しました。
それでは、また来週。

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