XEN GROUP

ヨーロッパ出張 番外編 〜ITER〜

みなさん、こんにちは!再びごっしーです!
本日は、ヨーロッパ出張 番外編として、とある施設をご縁あって訪問してきたのでその様子をご紹介します!

とある施設とは、、、皆さん、ITER(イーター)ってご存知ですか??
私はこの訪問のお話をいただけるまで知らなかったのですが、それは、新エネルギー開発の超大型国際プロジェクト「核融合実験炉」のことです。

???という感じかもしれませんが、簡単にいうと「地球上に太陽を作る国際プロジェクト」。
訪問する前日に建設の責任者をされている日本人の方に概要を教えていただきましたので、その内容も少しお伝えしながら、ご紹介します☺️

世界的には人口が増加し、ますますエネルギーに対する需要が高まっていくことが予測されますが、エネルギー源に対する課題はたくさんあります。

ITERでは、化石燃料を燃やさずに、増え続ける人類に安定したエネルギーを供給することが目標です。
そこで、着目したのが、太陽や星のエネルギー源となっている核融合。

核と聞くと危険なイメージがあるかもしれませんが、原子力に利用される核分裂とは異なるものです。
核分裂は、一度反応が始まると連鎖反応が起こってしまうので、ブレーキをかけながら反応を制御しなければならず、安全性の課題が残ります。

しかし、核融合は連鎖反応ではないため、アクセルを踏まないと核融合は起こらない。そのため、暴走する心配がなく、安全性が高いそう。

この太陽や星で起こっている核融合を地球上で実現しよう、というのがITERなんです。

そして、現在ITERは日本、米国、ロシア、中国、韓国、インド、EUの7つの国と地域(33カ国)が協力して、建設中です。


ここで働く人たちは、世界中から集まっています。このモニターで働いている人が見れました。日本人もちらほら!

そして、その場所は南フランスのサン・ポール・デュランスにあります。(画像はITER国内機構のサイトよりお借りしました)

この最終候補地には青森県の六ヶ所村というところも上がったそうですが、最終的には日本が譲る形でフランスに決まったそうです。
人類の将来のために1日も早くITER計画を進めることを優先したそうです。
ご案内してくれた方と共に!笑

ITERは核融合反応が起こる条件を維持できるようにミカンみたいなトカマク型の装置になっています。黄色いところがミカン。

その大きさはなんと約30メートル。この大きさのものを作るにも関わらず、核融合を起こすためには数ミリのズレも許されません。
しかも世界規模のプロジェクト、万が一を考えて難しくても安全な方を選択する。ダメだったから1からやり直し、は効かないプロジェクトですもんね!
その精度の厳しさは計り知れません。社長は特にモノづくりの大変さがわかるからこそ、言葉を失ってました😱

実際に見せていただいたのがこちら!遠くにいる人の大きさからもその規模がお分かりいただけるでしょうか?ちなみに私たちはこれを2階から見ています!

もちろん安全装置もバッチリつけて!

そして、それぞれの部品たちは参加している国で作って、それがフランスまで運ばれてフランスで組み立てるという仕組みをとっているそうです。
なので、国によってノウハウが違うので、それもすごく大変なんだとか。

日本の企業ももちろん機器を作っていて、しかもやっぱり日本の技術力は高く評価されていると聞き嬉しくなりました☺️

下の写真が核融合に必要な磁場を発生させる重要な装置。写真にあるのがみかんの房一つとして、これがぐるっといくつも置かれることで、ミカンのような形になるそうです🍊最初の写真が外側から見たもので、次の写真はその内側です!

本当に、とんでもなく大きな施設です、、、

気が遠くなるようなプロジェクトですが、人類共通の夢。運用開始予定は2034年とまだ道のりは長く険しいと思いますが、うまくいきますように!

訪問時に撮影した写真を公開していいの??と思っていたのですが、むしろ公開してほしいと言われました!ITERでやっていることを知ってほしいし、写真を見たところで真似できるものではないと!

難しくて、説明しきれなかった部分も多いので、ITERが気になる方、ぜひこちらのITER日本機構のサイトをご覧ください!

こんなプロジェクトが実在しているんだと、刺激を受けた訪問でした!
貴重な機会を頂けたことに感謝です!ありがとうございました☺️

 

関連記事

TOP